晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

12月8日Tue(20)

晴。4-16。午後に曇り寒くなる。

 

 ◆吉野川 わたりも見せぬ 夕霧に やなせの浪の 音のみぞする(源師頼

*「川霧や 音ぞのみする 心静か」

 

◆夕立や 筆も乾かず 一千言 見聞感全て言葉に 句の修行(蕪村+)

 

◆阿古久曽の さしぬき振ふ 落花かな 待つ友無しに わが故郷(蕪村+)

@寂しがりし 少年時代 与謝蕪村

 

◆あこくその 心も知らず 梅の花 わが故郷よ 懐かし友よ (芭蕉+)

@「旅行脚 なれど芭蕉には 故郷あり」 

12月7日Mon(20)

晴。4-15。 

 

「不動画く 琢磨が庭の 牡丹かな 何度も何度も 写生する」(蕪村+。20代)。「蟻王宮 朱門を開く 牡丹かな 虫の王者 花の王者」(蕪村+、50代)。「二十日路の 背中に立つや 雲の峰 大志抱いて 目指すや江戸を」(蕪村+、10代)。

 

★菅の支持早くも低下は国の形を示せないから@彼には理念が見えない。

 

◆木のしたの 苔のみどりも 見えぬまで 八重散りしける 山桜かな(源師頼

*「苔も見えぬ 八重散りしける 山桜かな」

 

◆牡丹剪って 気の衰えし 夕かな 楊貴妃の首 落としたる思いあり(蕪村+、50代)

 

◆月十四日 今宵三十九の 童部 さらに精進 せにゃならん(芭蕉+)

12月6日Sun(20)

晴。5-14。

 

「何故にこの興奮はやぶさ帰還」「言い足らず俳句に7+7」「言い過ぎ短歌を五七五に」「狐憑いて蕪村才能を発揮せり」@中島敦の「狐憑」を読んで。蕪村は40歳を過ぎて突然詩才を発揮。「蕪村には寂しさを詠んだ句が無い」。

 

★対コロナ身をすくめてばかりはいられない@GoToライクは必要悪と見ねばならん★人々の大都市離れ?@コロナ恐怖の一過性orトレンド?

 

◆何事も 待つとはなしに 明けくれて 今年も今日に なりにけるかな(源国信

*「何らかを 待ちながら過ぎ また一歳」「いったいに 我はなにをか 待ったのか」

 

◆菜の花や 月は東に 日は西に おぼろおぼろに 房総の海(蕪村+)

@「うらうらと 日暮れぬ春に 気も長く」

 

水無月や 鯛はあれども 塩鯨 大輪牡丹より 野辺の蒲公英(芭蕉+)

@「A級より B級を好む 我に居る」 

12月5日Sat(20)

曇。4-9。寒さありこれも自然のなせる業。

 

「蕪村翁なぜに日記を残さずやあれほど後年筆まめにして」。「巴人亡き十歳寄る辺なき蕪村」。「気取って非リアルだよ現代俳句」@水鳥が水になる、たら句をラジオで聴いて。

 

◆今宵ねて つみてかえらむ 菫草 をのの芝生は つゆしげくとも(源国信

*「菫原 一晩居寝て 摘んで帰らん」

 

◆うつつなき つまみごころの 胡蝶哉 止まりて眠る 釣り鐘の上(蕪村+)

 

◆道の辺の 木槿は馬に くはれけり その日暮らしぞ 我がご同輩(芭蕉+)

12月4日Eri (20)

晴。4-12。「朝寒さ詩腸も氷る気分かや」。

 

「国民の半数がGoTo利用だと」@実感と違う。

 

 ◆住まばやな 峯のしきみの 花を折り 谷の水くむ 山の小寺に(源仲正) *「山奥の 小寺の守に 暮らしたや」

 

◆地下で五年 地上でひと月 セミの生

 

◆余生など 生き物に無い ヒトだけだ 

12月3日Thu(20)

曇。6-11。暖かさは無し。

 

「蕪村は体験だけじゃない空想も」@芭蕉は体験主義、だから旅をした。蕪村は読んで描いて空想して作句した。「蕪村は本を読んでいろいろ妄想したのでは」。

 

「桜」前夜祭、起訴秘書は罰金刑で落着か、安倍は無傷か。

 

◆鮓を圧す我れ 酒醸す 隣あり 正月備え 着々と(蕪村+)

@十七文字の 物語なり 蕪村の句

 

◆宮城野の 萩更科の 蕎麦にいづれ 秋の軍配 上げるべしや(蕪村+)

@いづれで句切れ 不思議な句なり 蕪村の句

 

◆行く春や 鳥諦き魚の 目は涙(芭蕉

*「旅の別れ 鳥泣き魚の 目は涙」

@「上の五と 七五は意味が切れ 駄句と見る」

 

◆蚊帳釣りて 翠微つくらん 家の内(蕪村)

*「蚊帳吊って 青山つくらん 家内に」

@「物語 句の真骨頂 名句なり」 

12月2日Wed(20)

曇。6-9。1月時分の寒さ。

 

「真結びの足袋はしたなき給仕かな」(蕪村)@意味不明。

 

★GoToは失政じゃないが時期がまずかった@愚昧な大衆に油断を呼んだ、国がお墨付きとの誤解、それでも欧米を見ればまだマシ、韓国はよくやっている。

 

◆種まきし わが撫子の 花盛り いく朝露の おきて見つらむ(藤原顕季)

*「咲いた咲いた わたしの撫子 花盛り」

 

◆河童の 恋する宿や 夏の月 ひと目だけでもと 少年の恋(蕪村+)

 

◆塚も動け わが泣く声や 秋の風 君に会うを 楽しみにせしを(芭蕉+)

 

◆鮎くれて よらで過ぎ行く 夜半の門 心遣いや 染むやこの身に(蕪村+)