晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

今日の風∼虐殺はどちらの仕業だ

「雲をりをり 人をやすめる 月見かな 照り渡るばかりは 興も覚める」(芭蕉+) 「紫陽葵や 死に顔晒し 立ち枯れる 椿の潔さ より我愛す」 「一巻に 千々の金を こめたれば 人こそなけれ 声は残れリ」(恵慶) @「これを見よ これぞ己の 命なり」

今日の風〜大義無き売り喧嘩には報い有り

「思ひ入る 道をば安く 聞きしかど 逢ふにはさはる 端山茂山」(藤原為家) @「目の前の 端山敷山 邪魔をする」 「古塚や 誰が細工の 曼珠沙華 見る人も無しに 華やかに咲く」 (正岡子規+) 「旅寝して みしやうき世の 煤はらひ 思い捨てたる 爽やかさ哉」…

今日の風

「古も 今もかはらぬ 世の中に 心の種を 残す言の葉」(細川幽斎) @「古も今も 変わらぬものは 人の愚かさ」 「一巻に 千々の金を こめたれば 人こそなけれ 声は残れリ」(恵慶) @「歴史には 千の黄金を 込めたはず されど人間 何も学ばず」 「あかねさす …

今日の風

「山ふかみ 人もはらはぬ 橋の上の あやふき暮に 積もる雪かな」(堯恵) @「雪の暮 人も通らぬ 橋の上」 「いなび野に むらむら立てる 柏木の葉広になれる 夏は来にけり」(源重之) @「柏木の 葉広になれる 夏は来ぬ」 「梢より あだに落ちけり 蝉の殻 姿…

今日の風

「こうもりも 出でよ浮世の 花と鳥 しょぼくれなさんな 春はまた来る」(芭蕉+) 「女のむ 後の柄杓や 岩清水 そのおとがいに ちよと惚れた」(蕪村+) 「木枯や 岩に隠れて しづまりぬ ここは小春の 井戸の底かな」(芭蕉+)

今日の風

「向日葵や 死に顔晒し 立ち枯れる 潔い椿 ともにあっぱれ」 「いにしへを 思ひやりてぞ 恋ひわたる 荒れたる宿の 苔の石橋」(恵慶) @「古き日の 物語せよ 苔の橋」 「立葵 枯れ終わりたる 高さかな かんばせ偲ぶ 夏の夕影」(高野素十+)

今日の風

「草の庵 さしてきつれど 君まさで かへるみやまの 道のつゆけさ」(恵慶) @「友は留守 帰る路辺の 草の露」 「菜の花や 月は東に 日は西に 花の中行く 一本道」(蕪村+) 「これきりに 径は尽きたり 芹の中 なおも歩かん 行けるとこまで」(蕪村+)

今日の風

「秋海棠 西瓜の色に 染まりけり すいかの色て 至言なるかな」(芭蕉+) 「高原の 駅撫子に 降りたちぬ 飛び込んてくる 花花花」(藤見桂楠子+) 「ほとときす 宿かるころや 藤の花 日落無し 心細しや」(芭蕉+)

今日の風

「友ほしく 何おもひけむ 歌といひ 書といふ友 ある我にして」(橘暁覧) @「何嘆く 歌あり書あり 我が友よ」 「まだ僕は 海月の骨を 探してる 不思議探して 日々旅の空」(金子敦+) 「山吹の 花のさかりの 井出に来て この里人に なりぬべきかな」(恵慶…

今日の風

「もの一つ 瓢はかろき わが世かな 何も持たずば 捨てるもの無し」(芭蕉+) 「そことなく 霞む夕べに 沓の音 やがて雨しる 庭の真砂地」(塙保己) @「夕霞 靴音聞いて 雨を知る」 「風の上に たちまう雲の ゆくえなく あすのありかは 翌ぞ定めむ」(上田…

今日の風

「いなご飛ぶ 朝茅が下を 行く水の 音おもしろし ここに暮らさん」(香川景樹) @「おもしろし ここに暮らさん 水の音」 「胡蝶だに いまだねむれる 朝かげに 花を起き出 独りこそ見れ」(香川影樹) @「朝まだき 一人起きt出で 花と過ごす」 「かけすてし …

今日の風

「桃源の 路次の細さよ 冬ぐもり わが詩の道は 五里霧中」(蕪村+) 「ともすれば ふせ籠にこもる 鶏の せばくも世をぱ 思ひつるかな」(香川景樹) @「籠の鶏 狭くも世を 思うかな」 「田水張り 地上も空も ひとみどり よくぞ日本に 我生まれたり」

今日の風

「草霞み 水に声なき 日暮かな 春雨ひとり 時止まるなり」(蕪村+) 「しづかなるかな さびしくはない しづかなる一人だ」(山頭火) @「何もしない さびしくはない 一人居る」 「この辺り 全面喜色 きんぽうげ 人々笑い 子ども戯れ+」(蕪村)

今日の風

「隠さぬぞ 宿は菜汁に 唐辛子 ひだるい時こそ めしが美味いのだ」(芭蕉+) 「行く春や おもたき琵琶の 抱き心 ものうい午後の 霞み空空かな」(蕪村+) 「若葉して 水白く麦 黄ばみたり 風爽やかに 匂いたるかな」(蕪村+)

今日の風

「我が命も 常にあらぬか 昔見し 象の小川を 行きて見むため」(大伴旅人) @「死ぬ前に もう一度見たい あの小川 「おもしろや 今年の春も 旅の空 こう西行も 思ったろう」(芭蕉+) 「われつれて 我影帰る 月夜かな お前の言いなり 我が人生は」(山口素堂…

今日の風

「日は花に 暮れてさびしや あすならう 言の葉ならぬ 悲しき非才」(芭蕉+) 「桜色に そめし衣を ぬぎかへて 山ほととぎす 今日よりぞ待つ」(和泉式部) @「ほととぎす 待つ心にて 衣替え」 「見わたせば 蒼生 田植時 見事にた絶ゆまぬ 人のいとなみ」(蕪…

今日の風

「酒飲まん 友どちもがな しくしくに 雨の降る夜は さびしきものを」(和田厳足) @「友欲しや 雨の降る夜は 酒呑まん」 「長き日を 花の木の間ゆ 太白の かがやくばかり 遊び暮らしつ」(同上) @「楽しまん 明日カあるさ 今日は今日」 「花すすき 心静かに…

今日の風

「涼しさや 鐘をはなるる かねの声 空気乾いて 初秋来たり」(蕪村+ ) 「愁ひつつ 丘にのぼれば 花いばら 景色変わって こころも晴れる」(芭蕉+) 「狼も 度はやどせ 萩がもと 心風流に 暮らすべき哉」(芭蕉+)

今日の風

「古庭に 鶯啼きぬ 日もすがら 満喫しようぞ 春の一日」(蕪村+) 「およぐ時 よるべなきさまの 蛙かな 我も寄る辺無し 何とかなるさ」(蕪村+) 「樫の木の 花にかまはぬ 姿かな その緑葉や 桜に負けず」(芭蕉+)

今日の風

「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞなくなる」(藤原俊成) @「死ななけりゃ 生きてゆけるさ どこだって」 「魚鳥の 心はしらす 年忘れ たまにはいいさ 皆はめ外せ」(芭蕉+) 「鶯に 終日遠し 畑の人 休んで行こうか 春の日長し」(芭蕉+)

今日の風

「夕されば 萩おみなえし なびかして やさしの野辺の 風のけしきや」(源俊頼) @「風に靡く 萩女郎花 やさしの秋」 「短夜や 同心衆の 川手水 夜通し句会 満足感」(蕪村+) 「朝夜さを 誰がまつしまぞ 方心 奥の細道 こころわくわく」(芭蕉+)

今日の風

「独りよし 友ありてよし 旅ごころ されど年降ると 皆醜くなり」 「ぬいぐるみ 背負って得意げ 女の児 私もお母さん これ可愛い 「言葉が足りぬ この幽玄や 朝曇り」

今日の風

「茅場町 ローレックなる 茶店あり かつて孤独なる我 日勤す」 「さい銭箱も 無き岡の社に 獅子木像 昔の人の 練りはうふつと」 「恋ひ死なば 鳥ともなりて 君が住む 宿の梢に ねぐら定めむ」(崇徳天皇) @「つれなかり 祟ってやるぞ 覚悟しろ」

今日の風

「寂しいか 中宮観音の お顔見よ あの微笑みに 力戴け」 「日本には 大直日の 神がいる ことあるごとに 国つくり変える」 「つつじ咲く 片山かげの 春の暮 それとはなしに とまるながめを」(正親町実明女) @「それとなく とまるながめを 五七五」

今日の風

「菜の花や 鯨もよらず 海くれぬ ひねもすのたり のたり過ぐ」(蕪村+) 「春をへて なほ分け入らむ 山桜 わがことのはの 花とあふまて」(飛鳥井雅世) @「なおもゆかん わが言の葉の 花に会うまで」 「友ぞなき 四十余の この山に 初風なれし 秋も忘れず…

今日の風

「己が身の 闇より吼えて 夜半の秋 発句生まんと 呻吟すも難し」(蕪村+) 「浪の上は 千里に晴れて 汀なる木末にしづむ 夕立のそら」(堯恵) @「夕立の 去りて真青の 入日かな」 「酒を煮る 家の女房 ちよと惚れた 手指の白さ に色気あり」(蕪村+)

今日の風

「地に根張り 宇宙を掴まん 檜扇は われには大きな 夢があるここに」 「時鳥 声聞くまでと 山道に まよへる我ぞ いまだ旅なる」(後土御門天皇) @「聞くまでと まよへる我ぞ 旅の中」 「羅を ゆるやかに着て 崩れざる これ達人の 境地なり」(松本たかし)

今日の風

「園丁や 胸に抱き来る ヒヤシンス 宝物のごと 落すまいとして(島村元+) 「尼寺や よき蚊屋たるる 宵月夜 姿偲ばる ちよと惚れた哉」(蕪村+) 「石に詩を 題して過くる 枯野哉 誰でもない 月が見る哉」(蕪村+)

今日の風

「人もこれ 草葉もしげし 野も広し つむ菜となれば 雨もすくなし」(後水尾院) @「世の中に 面白いこと 見つけようぜ」 「古へも 今もかはらぬ 世の中に 心の種を 残す言の葉」(細川幽斎) @「世の中に 心の種を 残したや」 「無造作な 殺意つぎつぎ 穴子…

今日の風

「割かれたる 穴子のみんな 目が澄んて 楽しき生を 思い出している」(波多野爽波+) 「世の人の 見つけぬ花よ 軒の栗 さあれどこかで 誰かは見ている」(芭蕉+) 「友ほしく なにおもひけむ 歌といひ 書といふ友 ある我にして」(橘暁覧) @「私には 歌と…