晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

12月1日(2017)

曇。ハルノートを拒否し開戦決定(1941)。花のない冬となってきた。「時雨つつもみづるよりも言の葉の心の秋にあふぞわびしき」(古今826)。自戒を込めて「物いへば唇寒し秋の風」(芭蕉)。物言いは用心すべし。

角界でまた露呈した問題。暴力はともかく、隠し・上辺を繕ろおうとする体質は、昨今の品質不正やモリカケ騒ぎに共通する我が民族の心の根っこという気がする。  古事記イザナミが亡くなり、恋しいイザナギは黄泉の国に彼女に会いに行く。そこで彼が見たのは、腐り蛆の湧く、変わり果てたイザナミの姿だった。驚き恐怖したイザナギは慌てて黄泉の国を封印する。彼は川で禊祓いを行い、「なかったことにしよう」と決め込む。これが超楽観の日本人の精神DNA。  米国には「隠す」という湿度感のある空気は希薄。トランプとティラーソンの確執が大っぴらに報道される。隠蔽しようとする心理はない。しかし彼の国はびくともしない。米ダウは大幅上昇だ。

○米は北と絶交せよと要求するも、中国もロシアも相手にせず。北の思う壺。かといって、日米は武力で金王権を叩くのも結果が怖い。中国は北を失うことで米との直接対峙は避けたいだろう。とすれば、肥満王を退けたうえで中ロ米韓での共同統治か?