晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

1月17日(2018)

曇。暖。午後から雨、夜になって強く。阪神淡路大震災5時46分52秒(1995)。死者6434、今も不明2。高速道路の鉄柱は地に落ち、長田の家並みはただの残骸の野原となっていた。記憶に残るのは人の暖かさだ。震災史上の被害最大は関東大震災で死・不明10万5千。首都圏での未曾有の大災害で起きたことから、街の大改造、自動車普及、郊外や名阪への人口移動、遷都論、昭和恐慌を引き起こす。経済混乱は戦争へと繋がっていく。ここでは悪意が蔓延する。朝鮮人虐殺だ。警察は自警団を組織させ、彼らが見境なく竹槍や刃物で襲った。中国人や日本人も犠牲になった。その数800人とも。救いは自警団の襲撃から彼らを守った警察官の大川常吉の存在。警察署を包囲する怒り狂う群衆に「リンチは許さん、やる気なら自分を倒してから行け」と警察署の前に立ちはだかりの大音声。署内に避難し助けを求めた300人の朝鮮人を守った、世の中、鬼ばかりではない。歴史上でも同規模の大地震が起きた。宝永(1707)、慶長三陸(1611)、貞観(869)、白鳳(684)。記録は無い。さぞや大きな混乱とドラマが起きたことだろう、想像に頼るしかないが…。

○ゲイリー・ギルモア忌(1977)。強盗殺人の罪で死刑判決を受けるが、当時は執行を停止中、終身刑の扱い。彼は「死刑にされる権利」を主張、最終的に執行された。一生の拘禁生活より死を望んだ心理を知りたい。参考書「死刑執行人の歌」(ノーマン・メイラー)。「心臓を貫かれて」(マイケル・ギルモア)。

○Mynews①2370は続落151。ブーム去りぬ②帝都物語荒俣宏) 。