晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

2月11日(2018)

4℃。久しぶりのプラス朝。大局、寒さは去ったと実感。暖13℃。

為永春水忌(1844)。人生は上手くいかないもの。四男では食う道を探さねばならん。律儀なお店勤めは性に合わない。まず講釈師となるが才能はなし。次に他人の褌で相撲を取ろうと出版業を始める。店に来る無名作家の戯作を刷るがさっぱり売れず。歯磨き粉を売ったりして苦境を凌ぐ。魔が差し曲亭馬琴の読本を勝手に再版して、怒鳴り込まれることも。しくじりばかり。そのなか珍しく一人で書いた人情本春色梅児誉美」が当たる。やっとおれの時代が来たと思いきや、かの遠山の金さんに呼び出され、風俗旻乱の罪で手鎖の刑で蟄居の身に、本は廃刊の憂き目に。絶望し次第に深酒大酒の日々、果に気の病を発し、ついには命を落とす。享年54歳。破天荒の生涯。しかし永井荷風は愛した。 ○Mynews

建国記念の日。敗戦で紀元節が廃止させられ、主権が回復した後に復活した。文字通り看板のかけ替え。神武天皇の即位日というのだが、嘘八百、神話に過ぎない。日本書紀そのものが壮大な物語だ。

②「顔を見せ本名を名乗ってほざけ」。先日の自衛隊ヘリ墜落事故で被害者に暴言が吐かれている。〈死ななかっただけいいじゃん〉〈わざと落ちたわけじゃない〉…。コイツらは、匿名のネットをいいことに言葉の暴力をふるう、ならず者だ。