10月25日Fri(19)
大雨。16-19℃。
○Idea
◆日本の仏像の表情は母が元。こう思うのは円空の「こんが羅童子」を見て(こんがらという字が出ず)。あれは母のイメージだ。「我が母の命に代わる袈裟なれや法のみかげはよろず代をへん」(円空)。
○Touch
◆なほさゆる 雪げの空の あさ緑 わかでもやがて かすむ春かな(後光厳院)
@雪交じりの早朝、4月半ば、空は薄い藍色で空気は冴え返る、しかしやがては霞の春となるのだ。
*あくまで状況のスケッチに徹する。ただ4句5句が興冷め→「なほさゆる 雪げの空のあさ緑 庭の梅の木 香る朝かな」
◆送り火の 灰の上なり 桐一葉(子規)
@生きていかねばならない。 *落葉とはいえ、あの大きな桐の葉っぱにはいかにも生命力を感じる、死と生。