晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

1月23日Thu(20)

曇。5-6℃。

★「菊の香や奈良には古き仏たち」(芭蕉)Whyこの句に惹かれる?着眼は「仏たち」で歴史か、奈良は日本の故郷であるにも拘らず注目されない★作り手になったつもりで俳句再構成@「いなづまの一網うつやいせのうみ」(蕪村)。海を見下ろしている、稲妻が光る、と思うと激しい夕立雨が、眼前に、漁師があたかも網を打ったようだ。

 

◆野も山も ひとつにしらむ 雪の色に うす雲くらき 朝あけの空(西園寺実兼

*着眼は「雲くらき」、まっ白な光景にに曇り空が暗く見えたのだ。「白染まる雪野原上は雲暗き空」

 

◆春雨や 小磯の小貝ぬるるほど(蕪村)

*着眼は春雨、降る降らずか分からないほどの春雨。「霧かいや雨だ春磯貝が濡れている」。