晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

1月31日Fri(20)

曇。7-11℃ 。

 

★心に棘WHOが緊急事態と@この先不安を掻き立てる。

 

◆ふりくらす 雨しづかなる 庭の面に ちりてかたよる 花の白波(鷹司基忠

*"外に出ることもできないこの日、読書するでもなく一日中庭を眺めている、この春雨のように私の心は穏やかだ、脈絡なく走馬燈のようにいろいろな思いが来ては去る"。一幅の水彩画ここにあり。

 

◆花ちりて 木間の寺と 成にけり(蕪村)

*"おやあそこに寺があったのだ"。「桜散り枝だけの木に伽藍見え」。「花の後若葉の前の桜かな」。観察眼さすが蕪村の鋭さよ。

 

◆塩鯛の 歯ぐきも寒し 魚の店(芭蕉

*"魚屋に魚がない"。鯛の干物死顔あらわや魚屋に。剥き出しの口が眼前絵になる句。冬の日の寒さが募る叙心の句。