晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

12月2日(2017)

快晴・晴。小雪-橘始黃(たちばなはじめてきばむ)、日本人の好む植物だ。「橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜降れどいや常葉の樹」(聖武天皇、万1009)。

○「ニイタカヤマノボレ」対米開戦を発令(1941)。「帝国」時代、台湾のこの山は「日本一」の霊峰であった。  ○ネリネ咲く花なき冬の水の精。秋の初めの彼岸花によく似る。

○平成は2019年4月いっぱいで終わる。新元号が18年中に決まる。敗戦後、西暦に一本化する動きがあったのに、日本人は天皇制と元号に拘った。かの津田左右吉でさえ元号存続を支持した。変わることに平気なくせに、頑なに変化を嫌う一面も併せもつ不思議な日本人。大化の改新に準えて新たな元号には「化」の文字を入れたい。「健化」「盛化」などはどうか。語感がよいし、何より新時代が始まるという気分がある。「常若」という日本人のもつ潜在的な憧れ感にも適う。