晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

熱せられ蒸されての祭典

コロナ禍は騒がれても、40度近くにもなる蒸し暑さの中て競技を強いられる選手たち、とくに外国選手たちは心底気の毒だ。何で死者も出る真夏にやるのか、商業五輪と批判されるのはもっともだ。 「こころよく 我にはたらく 仕事あれ それを仕上げて 死なむとぞ…

まあ無事に終ってよかった世界の目

ゴタゴタ続きの五輪準備。開会式が滞り無く終わってまずは安堵。バブルの穴は相変わらず心配だが。競技を楽しみたい。 「ひと緑 とぞ春は見し 草草も 秋は色々の 花にぞありける」

船頭が居ないよ我らが日本丸

ただでさえ寄せ集め、ましてやトップが方針を示さない。よく言えば現場尊重、実態は無気力。だから各部局が利害を巡って権力闘争に邁進する。これが五輪組織委員会の実態ど。日本社会の縮図。 「ひぐらしの 鳴く山里の 夕暮は 風よりほかに とふ人もなし」(…

神風オリンピック

歴史の元寇の乱が今でも日本を侵している。奇跡的にモンゴルの来襲を退けたことから、根拠もなしにこの国は神が守ってくれると日本人(為政者)が思い込んてしまった 、「なんとかなるさ」と。今回の五輪騒動で感じた。 「秋の野に 道もまどひぬ まつ虫の 声…

背骨が弱っている

日本人の背骨が弱っている。自分も含めて、毎日生活する上での頼りにするべき芯のようなものが欠けている。今の日本てやることなすこと上手くいかないのはそのせいかな。これを平和ポケというのか。 「今日の日を 包みて了えぬ 花芙蓉」(兼崎地燈孫) 「木…

一億総自粛オリンピック

3日後に迫った東京五輪、盛り上がらないばかりか、メディアもはとんど触れない。海外のどこかの国でやるようなイメージだ。これも異常な光景だ、実際に始まれば違ってくるかと。 「野ざらしを 心に風の しむ身哉」(芭蕉) @「野ざらしを 心に風の 侵む身か…

違和感あり

イギリスやアメリカでは、コロナは今やインフルエンザと同じ扱いで、楽観しているよう、コロナを見切っている様に見える。国民性の違いか、日本人が臆病なのか、不思議な印象だ。 「露草は 極細彫刻の 仕事かな」 「露草号 風掴めるか グライダー」

平和をヒロシマから

コロナ克服の証→コロナと闘う人類の決意7…。そして今度は世界平和のためときた。それだけ今回の五輪は開催意義が曖昧であることの証か。時期が時期だけに、巨大運動会のお祭りと言い捨てることのできない苦しさ。 「ひとりゆく ことこそ憂けれ ふるさとの 奈…

誰がブレーキをかけるのか

ヒトで言えば脳みそ無し、クルマで言えばブレーキか無い。昨今のわが国だ。隣の国を責められない。誰の意見をも聞く耳を持たない。何たることか。 「難波なる ながらの橋も つくるなり 今の我が身を なににたとへむ」 @「難波なる ながらの橋も 造るなりかた…

楽しもうぜ

直前になってもさっぱり気運の乗らない東京五輪。いろいろ問題もあるけど、スポーツの力を信じて楽しもうぜ、ペシミズムは日本人の悪いクセだ。先日のアメリカのホームラン競争の様子が羨ましい。 「思ひ川 たえず流るる 水のあわの うたかた人に 逢わで消え…

キャッチフレーズ無き五輪

何の為の開催、これに答えられない。これでは支持を得られる筈はない。 「身の憂きを いはばはしたに なりぬべし 思へば胸の くだけのみする」(伊勢) @「この思い 文字では半端に なるばかり 言の葉足りぬ 心砕ける」 「見渡せば 空も水田も ひとみどり」 …

少し落ち着こうぜ

ネットなどで人々の心が苛立っているのを感じる。他者を責め詰る傾向がある。もっと寛容になりたい。君が誰かを非難しても相手は変わらない。 「初雪や 靴門内に 入るべからず」(正岡子規

やること成すこと皆裏目

昨今の国内、全てが上手くいかない。なぜだろう。 「わが宿に 思いの外の人も訪え 泳がずば人も 死んでしまう」 「われひとり この世にひとり 神の仔なり」 「宵の火に 身を投げ捨つる 夏虫は 燃えてぞ 恋を成し遂げん」

宗教の出番

民主主義の終焉の予感あり昨今。 「君いのち ミトコンドリア捨て 宿り木や」 「ほととぎす かすかなる音を 聴き初めて さざ波の立つ わが心かな」 「同じ地に 同じ木並び 今日もまた されど日々違う 我が心哉」

毎年のようにやられているのに

毎年のように雨にやられているのに、人はすぐに忘れてしまう、愚かなものだ。特に為政者。 「見る人も なき山里の 桜花 ほかの散らなむ のちぞ咲かまし」(伊勢) @「じっと待て いつか私の 時代来る」 「柔ながら剛 覚悟を見たり 糸柳」 「隱者桃青 人見三昧…

五輪後が面白そう

何も動かない社会が漸く変わりそうだ 。高揚感の無いオリンピック後に 「水のおもに あやおりみだる 春雨や 山のみどりを なぺて染むらん」(伊勢) @「春雨に 烟るみどりや 日本の春」 「あしひきの 山の木末の 寄生取りて 挿頭しつらくは 千年寿くとぞ」(…

ゼロコロナは止めようぜ

水仙の 匂いまで描く つもりなり」(泉田秋硯) @「体臭の 伝わるような 言葉さがしてる」

頼みの綱のワクチンも

「いでや我よ よき衣着たり 蝉衣」(芭蕉) @「嬉しさに 見せびらかさん よき衣」 「あだないと あだにはいかが 定むらん 人の心を 人は知るやは」(大中民能宣) @「この道だ 人の心は 人は知り得ず」 「五月雨に 鳰の浮巣を 見にゆかん」(蕪村) @「雨の…

日本でもトランプVSバイデン

「醜隠し ただ白野原 雪の朝」 「年々や 猿に着せたる 猿の面」(芭蕉)

1年後と言ってしまったツケに祟られる

「隠れ沼の そこの心ぞ うらめしき いかにせよとて つれぬかるらむ」(藤原伊尹) @「世の人の 底の心ぞ 摩訶不思議」 「恋しけば 来ませ我が背子 垣つ柳 末摘み枯らし 我立ち待たむ」(万葉集3455) @「恋しけば 来ませ我が君 宿の門 打倒してや 我立ち待た…

一党独裁、中国を嗤えない

「わが宿は そこともなにか 教ふべき言はでこそ見め 尋ねけりやと」(本院侍従) @「問われるも なぜに教えん 我が住まい 本気なら探し 訪ね来よ」 「たのしみは 草の庵の 筵敷き ひとり心を 静めおるとき」(橘曙覧)

賭博ニッポン東京五輪

「桜花 散りかふ空は 暮れにけり 伏見の里に 宿や借らまし」(伊勢) @「見納め 今宵は野宿 里桜」 「五月雨や 大河を前に 家二軒」(蕪村) @「一軒は 寂し五軒では 絵にならず」 「賽銭箱 すら無き社 獅子に牡丹」