10月28日Mon(19)
晴。空は曇から嫌々ながら晴れる。15-19℃。湿度58%。
○Idea
◆人の国を言えたことてはないが、お隣の韓国はナゼ混乱するか?、歴史を振り返る。李氏朝鮮が1393年に高麗の武将李成桂が恭譲王を廃して自ら王に。儒教イデオロギー、党派対立、良民と賤民の定式化。つまり国家の正当性の不在、日本でいえば誰かが天皇に成り代わるようなもの。賤民化は国の発展を阻害した。◆中島敦「和歌でない歌」。*ある時は モツァルトのごと 苦しみゆ 明るき芸術(もの)を 生まばやと思(も)う」。*しかすがに なほ我はこの 生を愛す 喘息の夜の 苦しかりとも。*我が歌は 拙なかれど われの歌 他(こと)ならぬ このわれの歌。
○Touch
◆身をかくす 人もこそあれ 雲ふかき 山のおくまで 尋ねても見ん(嘉喜門院)
@どこまでも追いかけます。
*女の一念、
◆ぼうぼうと 夢の紅さの 箒草(高橋謙次郎)
@燃えているようなコキアのこの紅さよ、夢を見ているようだ、
*春の若葉、秋の紅葉。私の好きなもの。
10月25日Fri(19)
大雨。16-19℃。
○Idea
◆日本の仏像の表情は母が元。こう思うのは円空の「こんが羅童子」を見て(こんがらという字が出ず)。あれは母のイメージだ。「我が母の命に代わる袈裟なれや法のみかげはよろず代をへん」(円空)。
○Touch
◆なほさゆる 雪げの空の あさ緑 わかでもやがて かすむ春かな(後光厳院)
@雪交じりの早朝、4月半ば、空は薄い藍色で空気は冴え返る、しかしやがては霞の春となるのだ。
*あくまで状況のスケッチに徹する。ただ4句5句が興冷め→「なほさゆる 雪げの空のあさ緑 庭の梅の木 香る朝かな」
◆送り火の 灰の上なり 桐一葉(子規)
@生きていかねばならない。 *落葉とはいえ、あの大きな桐の葉っぱにはいかにも生命力を感じる、死と生。