晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

1月4日(19)

晴。冬型高気圧緩む。2-11℃。 


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○Idea

◆中国探査機が月の裏側に着陸、米の焦りは募るだろう。それにつけても彼の国の勢い。アベノミクスは人の元気づけ不発のまま◆「信濃の歌」「横浜市歌」わが町はみんなの歌がない◆「病牀六尺」72「京極や夜店に出づる紙帳売」"夜店に出づる"。75"あきらめて病気を楽しむ"。◆内藤丈草「着てたてば夜るのふすまもなかりけり」「血を分ケし◆向井去来「岩ばなやここにもひとり月の客」"月の客"「世を海に高飛したる水鶏哉」"世を海に高飛び"◆子ども相談、虹七色は日本だけ、文化の違い、本当?。

○Touch

◆千鳥は鳴く 木々の梢に花は咲く われもうき世に いざ交りなむ

@春うらら、さあこの日は仏を忘れて楽しもうじゃないか。

*良寛。酒も大好き、人も大好き、人間くさい求道者だ。こういう弱さに惹かれる。

◆住吉の 名子の浜べに 馬たてて 玉拾ひしく 常忘らえず(万1153)「ひりひし」。

@あの浜辺で一目惚れした女が忘れられない。

*なぜ忘れられないか具体的に語られていない。抽象的だからいろいろな想像が可能だ。

 

12月30日(18)

快晴。北海道の超込み入った気圧配置。0-8℃。やや北風寒い。


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○News

◆TPP発効。"オレが一番"世相への対抗の狼煙だ。

○Idea

田沼意次享保改革をモデルとした。蹉跌は吉宗系の断絶(家治でラスト)、ティチング。

○Touch

◆大君の 三笠の山の  帯にせる 細谷川の 音の 清けさ(万1102)

@三笠山から山裾に向けて細い谷川が流れている。何と清々しい光景だろう、水音が聴こえるようだ。

*「の」が多用されているにも拘らずうるさくない。写生が勝れているためだ。細いから「川」なのだ。

◆行年や 鏡に向かふ 姉いもと(子規8669)

@平和だなあ、

*何てことない描写だが、光景が浮かぶ。姉妹はさぞ仲良しなんだろうな、よい句だ。

12月29日(18)

快晴。幅の狭い高気圧が列島全体に。△1-8℃。無風。


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○Idea

田沼意次1719-1788=吉宗死去時26歳、享保の改革、吉宗から影響?。本多利明1743-1821。杉田玄白1733-1817。工藤平助1734-1801◆「人は死ぬのにナゼ生きてる?」科学子ども相談より。

○Touch

◆我が衣 色服に染めむ 味酒の 三室の山は もみちせにけり(万1094)「いろぎぬ」「しめむ」

@あの三室山の見事な黄葉をわが服に染め出したいものだ。

*黄葉を見て白布を染めて服に仕立てようとする古代人の発想が興味深い。古代人にとって酒は神に捧げるものだったのだ。

◆よしあしに うつるならひを 思ふにも あやふきものは こころなりけり

@みんな錯覚なんだよ、色即是空

*伴蒿蹊。判っちゃいるけど、まったく悟れず。

12月28日(18)

快晴。年末寒波、西高東低の縦縞極狭。2-8℃。関東は山で遮られ低気圧の影響を受けず。


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 ○Idea

◆2018は「溝」=沖縄vs日本、Pics系vs80%、日韓、米中、英EU。◆意次と18世紀。1719江戸で生。1720輸入書の禁が緩和。1721ロシア帝国の始まり。1730先物取引、11歳。1756インドで英の優位、37歳。1763英がハバナを占領、44歳。1764英インド会社がインド制圧(プクサールの戦い)。1766本多利明が私塾。1767側用人、48歳。1777頃、工藤平助の自宅に意次の用人が出入り、58歳。

○Touch

◆ますらをは 友の騒ぎに 慰もる 心もあらむ 吾ぞ苦しき(万2571)

@若い男は、友人と騒いで浮かれ遊ぶものだとされるが、私はそうじゃない。一人でいることが好きだ、異常なのだろうか。

◆まだ立てぬ 石の鳥居の 寒さ哉(子規8702)

@大地震で神社の鳥居が倒壊してしまった。依代が失われた神のお住まいの何と寒々しいことだろう。

12月27日(18)

曇。今年一番の目の詰んだ高気圧がやってくる。7-11℃。


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冬至65麋角解(さわしかのつのおつる)、角が見事、なれしか、日本には生息しない。「鹿」は独立部首になっている、日本人にとり特別の存在。

 

○Idea

IWC脱退、挙国一致の不思議さ。食文化の違い?日本人で鯨を食べたい人どれだけ?、二階・安倍の地元。

○Touch

◆水底の 玉さへ清に 見つべくも 照る月夜かも 夜のふけぬれば(万1082)

@月が清かに水を照らす、水底が手にとって見えるようだ、見とれているうちに深夜となってしまった。

*古代人の方が心が豊かだった。現代に住む人には雑音が多すぎる。

◆世の中や こんな事して 年の行く(子規8676)

@おれは生物として生きているだけだ。何もしない、できない1年だった。

*正岡子規先生でもこうだ。人は何のために生きるのか。

12月26日(18)

曇。西高東低に。3-11℃。無風。寒さなし。


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 ○Idea

◆1000円・5%下げ2万円を割った25日の株市場、羅針盤のNYがクリスマス休み、どうなる?◆1人たりGDP、20位OECD36国中。65歳以下では何位?。25年間成長なし◆中国、モバイル決済は米の50倍why?政府の目標設定の明確さ◆今日で第2次安倍政権6年。幸運に恵まれた?景気回復局面に金融緩和。民生・財務危機は手付かず。年末に株暴落、2019は多難に?「ひいきめに見てさえ寒きそぶりかな」(一茶)。

○Touch

◆常はかつて 思はぬものを この月の 過ぎかくれまく 惜しき夕かも(万1069)

@どうした心境の変化だろう。生来野暮なオレだが、渡る月が雲間に隠れようとするのを見ると寂しくなる。この感傷は何だ?

*心の揺らぎ、誰もが経験する。人は不思議だ。現代生活は光が多すぎて夜空を眺めることがない。

◆黙然と 牛解く音の 寒さ哉(子規8690)

@屠った牛を無言で解体している、寒さが募る。

*この「黙」というのは私の想像。彼がどういう字を使ったかは不明。

12月25日(18)

晴。冬型気圧配置。3-11℃。終日北風吹きく、寒さ。


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 ○Idea

◆ゴーン付け替え問題。a私的資産に含み損b、私的を隠し日産に付け替え、c子会社から販促費として送金。真っ黒じゃん◆マティス更迭に思う。従わないヤツは切る、はっきり言うトランプは分かり易い、だがアブないヤツだ◆三浦雄一郎氏、86歳で19.1に南米最高峰を目指す。イチロー「自分に負けないように頑張っている」「できないと思ったら絶対できない」。立派な人はいる◆意次の発想=西欧を見習う・資本主義への着眼・米本位制限界感・縮小均衡限界感。平賀源内。

○Touch

◆たまきはる 命はしらず 松が枝を 結ぶこころは 長くとぞ思ふ(万1043)

@結び松をした。長生きしたいなあ

*大伴家持。この時26歳、今ならまだ若者だ。彼は実際には67歳まで生きたが、当時の人はこんな若さでも死への恐れを抱いていたのだ。40歳になると長寿を祝ったというから。

◆松立てて 師走の夕陽 しづか也(子規8606)

*確かにそうだ。年末年始の街は妙に深閑とする