晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

12月12日Thu(19)

快晴、やや白っぽい青。9-18℃。

 

○もど句

★やっぱり君も陣笠アビィになれず@COP25での進次郎★百年間私の墓で待っていてね(夢十夜・第一話)★天探女(あまのじゃく)恋を邪魔して敵(かたき)となり(夢十夜・第五夜)★運慶は木から仁王を掘り出して(第六夜)★飛び降りて後悔先に立たず哉(第七夜)★時止まる鏡の向こうは動世界(第八夜)★死も知らずお百度参りで夫待★悟れないお前は屑と和尚言い(第二夜)。

 

○Touch

◆よしさらば 思ひの外の 人もとへ まつは木ずゑの 梅のにほひを(二条為子)

*「誰でもよし私の庭の梅訪ね来よ」

 

◆宿否む これも情けや 花の下臥

*「宿かさぬ人のつらさをなさけにておほろ月夜の花の下ぶし」(太田垣蓮月)

12月11日Wed(19)

晴。11-16℃。 

 

○もど句

★澄む泉混ぜくり返せば濁り水@40年間バイト代未払い、セブンよお前もか★宿り木はただしがみつく人のよう★裸の木宿り木のみが青々と★82歳が拳銃をなぜナゼ@恐ろしい時代★金柑は七月の花勲章見た★数ならぬ身には非ずや冬温し★草花は心のままに咲きて散る★花いろいろそれぞれの功かな★芯捨てず覚悟を見たり糸柳★赤字債の理由は税収減。

 

○Touch

◆あられふる 雲のたえまの 夕づく日 ひかりをそへて 玉ぞみたるる(二条為藤)

*「夕づく陽雲の絶え間の玉霰」

 

◆あなた命ミトコンドリアまで捨て宿り木は 

@エネルギー生産DNAまでも捨て他力本願を徹底。 

12月10日Tue(19)

晴。7-13℃。

○もど句

★新聞はみんな怒ってるぞ安倍サンよ@臨時国会悲惨★案の定時期過てりや消費税@10月既に景気悪化★冬木立詩腸も枯れて寒さかな@冬は魂を揺さぶる句が少ない★冬うらら椨も青々芋煮会★寒風も何のそのこの大根焚き★冬温し水面の陽だまり谷津干潟ポインセチア赤くなると身も軽く★思いつくまま濫造二十代@子規。

 

○Touch

◆すむ月の 陰さしそへて 入江こぐ 芦分け小舟 秋風ぞ吹く(二条為藤)

*「秋風や芦分け小舟さゆる月」

 

◆まだ青き ポインセチアも予約して(坂井建)

*「灯の恋しみな幸せの年の暮れ」。 

12月8日Sun(19)

快晴。3-11℃。

○もど句

上級審がちゃらにするなり裁判員@じゃナゼ民の声を聞くのか★妙慶さん法話を聴いても我が無明@理解しても納得できず★樹もよい葉もよし実もよいクロガネモチ★死ねないから荷風も子規もただ生きた★四苦八苦花はそんなことこと考えない★花大根スミレと見紛う聖堂で★いつよりかかつて来た道我歩み★見る花に我も見られり鏡かな★咲き放題の自然の筵きじむしろ★風をきり我のけぞらす初燕★あの子規もやや月並みか大芭蕉

 

○Touch

◆暮れぬとも 宿をばとはじ 山桜 月にも花は 見えぬものかは(鷹司冬平) 

@他人にはわからない自分だけの信念

*「他は知らじこの山桜己が心の」

 

◆いでや我 よき衣着たり 蝉衣(芭蕉) @わくわくするオレだ、こんな素晴らしい服を着て

*子どものような芭蕉。「踊りたいこの喜び人のたまもの」

 

12月7日Sat(19)

曇。5-6℃。今冬最寒。大雪61閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)。

 

○もど句

★五七五で物語を作ろうか@夢枕獏は17文字てSFに挑む★枇杷の花我が世の冬を敵の留守★二個の月既に当たり前あの世界@1Q84は続編がある★血を吐いて詩道を行くやほととぎす@子規は22歳で立身を諦めた★境内の傷なき白砂に葉二三片★木伝いに小鳥来鳴く朝身を潜め★まだ僕は白たんぽぽを探してる★たましいも冬籠りして春を待つ★子ども顔長きひと日を使いきる★冬てっぺんと言いきって枇杷の花。

 

○Touch

◆へだてつる 垣ねの竹も 折れ伏して 雪に晴れたる 里のひと村(飛鳥井雅孝) @真っ白な野原だ。

*「富も貧も ただ白野原 雪晴れる」

 

◆ほつちりと 味噌皿寒し 膳の上(子規)

@菜は焼き味噌だけ、寒さが募る。

*「焼き味噌の 盛りきりめしの 旨さかな」

 

12月6日Fri(19)

曇、7-10℃。

 

○もど句

★経験を物語らん尾ひれつけ★耳すませ心のなかの声なき声★迷う日を旅と名付けた日本人★かあちゃんは今なにしてるこの大雪★琥珀色うれしき哉この酒は★ウケ滑り人生会議・まじめえひめ@個人の価値観に公が口出し。

 

○Touch

◆ちぎりおく 花とならびの 岡のべに あはれいくよの 春をすぐさむ(兼好)

@己のこの墓に桜を植えた、未来永劫、春を楽しもうぞ。

*「楽しまん千歳をかけて花の春」

 

◆実を底に 持ちてたのもし 枇杷の花(上島鬼貫)

*「無印も未来の宝枇杷の花」「ほんのりとほのや元日なりにけり」(鬼貫) 

12月5日Thu(19)

晴。やや薄雲かかる。7-14℃。

 

○もど句

★我も何かしなければ冬籠り@中村哲さん★言い渡し死刑少なく裁判員★無期刑も軽くはないらし誤解解け★隠蔽し開き直る安倍も末期症か★額堂に見目よき姿パナマ帽★正しき人中村哲さん忘れまじ★麗しきおとがい見たり時雨明け。

 

○Touch

◆嬉しさを 何に包まん 唐衣袂ゆたかに たてと言はましを(古今集865)

*「喜びをどこに納めん忘れじと」

 

◆いくたびも 雪の深さを たずねけり(子規)

*29歳の作。この時喀血して病に伏す。