晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

今日の風

「友ほしく 何おもひけむ 歌といひ 書といふ友 ある我にして」(橘暁覧)

@「何嘆く 歌あり書あり 我が友よ」

 

「まだ僕は 海月の骨を 探してる 不思議探して 日々旅の空」(金子敦+)

 

「山吹の 花のさかりの 井出に来て この里人に なりぬべきかな」(恵慶)

@「山吹の この里人に なりたきや」

今日の風

「もの一つ 瓢はかろき わが世かな 何も持たずば 捨てるもの無し」(芭蕉+)

 

「そことなく 霞む夕べに 沓の音 やがて雨しる 庭の真砂地」(塙保己)

@「夕霞 靴音聞いて 雨を知る」

 

「風の上に たちまう雲の ゆくえなく あすのありかは 翌ぞ定めむ」(上田秋成

@「空の曇 ゆくえは明日の 風決める」

今日の風

「いなご飛ぶ 朝茅が下を 行く水の 音おもしろし ここに暮らさん」(香川景樹)

@「おもしろし ここに暮らさん 水の音」

 

「胡蝶だに いまだねむれる 朝かげに 花を起き出 独りこそ見れ」(香川影樹)

@「朝まだき 一人起きt出で 花と過ごす」

 

「かけすてし 鏡の前に 影ふれて たそや我 驚かれぬる」(香川影樹)

@「これが我 鏡に写る 人の影」

今日の風

「桃源の 路次の細さよ 冬ぐもり わが詩の道は 五里霧中」(蕪村+)

 

「ともすれば ふせ籠にこもる 鶏の せばくも世をぱ 思ひつるかな」(香川景樹)

@「籠の鶏 狭くも世を 思うかな」

 

「田水張り 地上も空も ひとみどり  よくぞ日本に 我生まれたり」

今日の風

「草霞み 水に声なき 日暮かな 春雨ひとり 時止まるなり」(蕪村+)

 

「しづかなるかな  さびしくはない しづかなる一人だ」(山頭火

@「何もしない さびしくはない 一人居る」

 

「この辺り 全面喜色 きんぽうげ 人々笑い 子ども戯れ+」(蕪村)

今日の風

「隠さぬぞ 宿は菜汁に 唐辛子 ひだるい時こそ めしが美味いのだ」(芭蕉+)

 

「行く春や おもたき琵琶の 抱き心 ものうい午後の 霞み空空かな」(蕪村+)

 

「若葉して 水白く麦 黄ばみたり 風爽やかに 匂いたるかな」(蕪村+)