晴れた日は日和下駄履き街歩き

思いつくまま、気の向くまま。

5月9日Thu(19)

曇。午後晴れる。15-21℃。温かい朝。北の低気圧の影響ですっきりしない。南風。

○Idea

◆運転しながら「前を見ていなかった」、何ともやりきれない。加害者を責めても命は返らず。タイムマシンが有ればなあ。人間の行動は当てにならない、自動運転に期待。

○Touch

和歌の浦の 松に六十に老の浪 かけてぞ なれぬ 道をしぞ思う(藤原雅世)

@一生かけて和歌を極めようと精進してきたが、この歳になっても満足なものができない、私の非才を嘆くばかりだ。

*昔の貴人は文字どおり必死に詩人の道を突き進んだ(ひまで仕事せず)、こういう遊民があまたいた、だから和歌は現在まで残った。日々の生計の苦労がなかった=芸術は余暇のなかで大成する。


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◆どんみりと 楝や雨の 花曇り(芭蕉

@梅雨の雨上がり、蒸し暑くて息も絶え絶えだ。花楝の紫が余計に不快にさせる。

*オウチ(センダン)は梅雨の時季に花を付ける。「どんより」とせず「どんみり」という表現が効く。「今盛り不快指数も花おうち」。 *栴檀の花の詩意=梅雨、けぶる、ひそやか、ぼんやり、やさしさ。